メタバース不動産投資をやってみたいけど、何に注意したらいいの?リスクを減らす方法も知りたい!
今回は、こんなお悩みにお答えしていきます。
メタバース(仮想空間)内の土地が数千万円や数億円以上で売買された事例もあり、メタバース不動産投資は注目を集めています。
土地の取引が活発におこなわれる中、「メタバース不動産投資(土地購入)を始めてみたい」という方もいると思います。
そんな方に向けて、この記事では、メタバース不動産投資(土地購入)の注意点やリスクを減らす方法を解説していきます。
- メタバース不動産投資(土地購入)は、投資信託などに比べハイリスクな投資手法です。
- 取り組む際は、リスクを理解した上で始めるのが賢明です。
なお、メタバース不動産投資をするためには、仮想通貨取引所で口座開設し、イーサリアムなどの仮想通貨(暗号資産)を購入する必要があります。
『コインチェック』や『ビットフライヤー』で口座開設をして、仮想通貨を購入しておきましょう。
手数料をおさえてイーサリアムを購入できる『ビットフライヤー』がおすすめです。
それでは、順番に解説していきます。
メタバース不動産投資(土地購入)をやる際の注意点
まずは、メタバース不動産投資(土地購入)をやる際の注意点を紹介します。
①仮想通貨取引所の口座や仮想通貨ウォレットが必要
メタバース不動産投資(土地購入)に挑戦する際に、仮想通貨取引所の口座や仮想通貨ウォレットが必要になります。
メタバースの土地を購入するために仮想通貨を使うからです。
- メタバースの土地購入に必要な仮想通貨を用意するため。
- メタバースの土地取引で得た利益を日本円にして出金するため。
また、『OpenSea』などのマーケットプレイスを利用する際には仮想通貨ウォレットが必要になります。
- マーケットプレイスにログインして土地を購入するため。
- メタバースの土地(NFT)を保管しておくため。
また、場合によっては、国内の仮想通貨取引所の口座に加え、海外の仮想通貨取引所を利用する必要もでてきます。
メタバースの不動産投資に必要なものを以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
>>【メタバース投資】土地の購入に必要なものを解説[やり方も紹介]【簡単】
②価格変動が激しい
メタバース不動産投資は、ハイリスクな投資手法です。
大きく稼げる可能性がある一方で、損してしまうリスクもあります。
なぜなら、価格変動が大きいからです。
- 土地需要の変化に加え、仮想通貨の値動きも激しいので価格変動は大きくなります。
海外の人気マーケットプレイス『OpenSea』で知名度のあるメタバース「The Sandbox(サンドボックス)」の土地の価格推移を見てみましょう。
日付 | 平均取引価格 |
2021/11/1 | 0.813ETH(イーサリアム) |
2022/2/1 | 3.8911ETH(イーサリアム) |
2022/5/1 | 1.7348ETH(イーサリアム) |
2022/8/1 | 1.7484ETH(イーサリアム) |
上の表を見るとわかるように、2021/2/1の平均取引価格は2021/11/1の4倍以上です。
そして2022/5/1は、2022/2/1の半分以下の価格になっています。
次にETH(イーサリアム)の価格変化を『CoinMarketCap』で見てみましょう。
日付 | 1ETHの価格(日本円換算) |
2021/11/1 | 494,038.88円 |
2022/2/1 | 321,446.59円 |
2022/5/1 | 367,170.01円 |
2022/8/1 | 218,091.79円 |
メタバースの土地を購入するのに使用する仮想通貨ETH(イーサリアム)の価格自体も、大きく変動しています。
2022/8/1は2021/11/1と比べると半額以下です。
それでは土地の価格の変化と、仮想通貨ETH(イーサリアム)の価格変化を合わせて見てみましょう。
日付 | 平均取引価格 | 日本円換算の価格 |
2021/11/1 | 0.813ETH(イーサリアム) | 約401,653円 |
2022/2/1 | 3.8911ETH(イーサリアム) | 約1,250,780円 |
2022/5/1 | 1.7348ETH(イーサリアム) | 約636,966円 |
2022/8/1 | 1.7484ETH(イーサリアム) | 約381,311円 |
2021/11/1〜2022/2/1までの3ヶ月で土地の価格は3倍以上です。
そして2022/2/1〜2022/5/1ではだいたい半額になり、2022/5/1〜2022/8/1でさらに下がっています。
さらに注意が必要なのは、価格変動が激しいことに加え、メタバースの土地は無価値になってしまう可能性があることです。
メタバースには様々なプロジェクト(プラットフォーム)があり、今後も続々と新たなメタバースが登場することが予想されます。
- 現実の不動産であれば、建物の価値がなくなっても土地の価格が0円になることはありません。
- しかしメタバースの土地の場合、「土地を購入したメタバースの人気がなくなり利用者がいなくなる」などの要因によって、無価値になるかもしれません。
③ある程度の資金が必要
注意点の3つ目が、ある程度の資金が必要ということです。
- The Sandbox(サンドボックス)
- Otherside(アザーサイド)
- Decentraland(ディセントラランド)
上記のような人気メタバースの土地を買うには、最低でも数十万円の資金が必要です。
>>【2022年版】メタバースの土地の価格・値段を解説![最低購入価格も紹介]
土地の価値がなくなるリスクも考えると、正直言って気軽に買える金額ではありません。
購入する場合は、後ほど解説するリスクを減らす方法を実践するのをおすすめします。
④メタバースプロジェクトが継続されるか不明
「メタバースプロジェクトが継続されるか不明」という点にも注意が必要です。
土地を購入したメタバースのプロジェクトがいつまで続くのか、定期的なアップデートがされるのかといったポイントは非常に重要です。
現実の不動産投資であれば仮に災害で建物がなくなったとしても土地は残ります。
いっぽうメタバース不動産投資の場合、プロジェクトが突然終了する可能性があります。
メタバースのプラットフォームやゲームで遊べるようになる前に、土地が販売される場合もあります。
サービス開始前に販売された土地を買う場合、ロードマップどおりにサービスが提供されるかも分かりません。
⑤詐欺が多い
メタバース不動産投資には詐欺が多いことにも注意が必要です。
メタバースの土地に限らず、仮想通貨やNFTの分野では詐欺が横行しています。
TwitterやDiscordなどのSNSでDMを送り、偽の土地購入ページに誘導しようとする人も多いので注意しましょう。
また『OpenSea』を装うサイトで詐欺が行われた事例もあります。
[参考]OpenSea装うサイトでフィッシング攻撃、約2億円の被害か
詐欺にあった場合、奪われたお金は返ってきません。
偽サイトに『メタマスク』などの仮想通貨ウォレットを接続してしまうと、中身が全部盗まれることもあります。
詐欺にあうリスクがあることを理解しておきましょう。
メタバース不動産投資(土地購入)のリスクを減らす方法
メタバース不動産投資(土地購入)のリスクを減らす方法も解説します。
①事前リサーチをする
土地を購入したいメタバースを見つけたら、事前リサーチが大切です。
- メタバースの開発が順調に進んでいるのか
- 将来的にはどのような機能・サービスが実装されるのか
- 運営者は信頼できそうか
上にあげたようなポイントを見ていきましょう。
公式サイトには「ホワイトペーパー」や「ロードマップ」が公開されているので、それらが参考になります。
また公式SNSを見ると、定期的に情報発信をしているか、多くのフォロワーがいるのかといったことを確認できます。
②土地を買うときは公式リンクを利用
土地を買うときには公式サイトや公式SNSが発行したリンクを利用するのが安全です。
Google検索で『OpenSea』などのマーケットプレイス名を入力すると、検索結果に偽サイトが表示された事例もあります。
『OpenSea』などの公式サイトにアクセスした際にブックマークしておくのもおすすめです。
見知らぬ人からいきなり送られてきたDMに記載されたリンクを踏まないように注意してください。
また仮にリンクを踏んでしまっても、仮想通貨ウォレットを接続するのはNGです。
③人気のメタバースを選ぶ
土地を購入する際は、人気のメタバースから選ぶようにしましょう。
メタバース内で使用される仮想通貨の時価総額や利用者数が参考になります。
利用者数が多いメタバースのほうが土地を欲しがる人も増えるため、価格が上がりやすかったり、売りたいときに売れやすかったりします。
時価総額の確認は『CoinMarketCap』ホームページでできます。
利用者数については、運営会社の発表やニュース記事に記載されていないか探してみましょう。
『similarweb』というWEBサイトのアクセス量がわかるツールを使ってみるのも選択肢の1つです。
完全に正確なデータではありませんが、人気を知る参考にはなります。
④相場価格を調べる
メタバース不動産投資をやる際に、相場価格を調べることも重要です。
相場価格は、『OpenSea』で過去の取引事例を調べたり、「MetaGameHubDAO(メタゲームハブダオ)」を利用したりして確認できます。
損しないようにするためのポイントは、高値で購入してしまわないことです。
メタバースの土地を購入する際は、あらかじめ相場価格を調べるようにしましょう。
⑤分散投資をする
リスクを減らすためには、分散投資の考え方も大切です。
「どのメタバースが普及するのか」「どの土地が将来的に値上がりするか」を予想することはできても、未来を知ることはできません。
1つのメタバースに集中投資するのではなく、複数のメタバースに分散投資したほうがリスクを減らせます。
メタバースの土地の価格を考えると、分散投資するには多額の資金が必要です。
これからメタバース投資を始める方には、少額から始められ、分散投資しやすい仮想通貨への投資がおすすめです。
人気メタバース『The Sandbox(サンドボックス)』で使用される仮想通貨「SAND」は、『コインチェック』で500円から購入できます。
口座を持っていない方は、口座開設をして仮想通貨「SAND」を買ってみましょう。
メタバース関連の仮想通貨を紹介している記事もあるので、興味がある方はご覧ください。
>>【買い方も解説】メタバース関連の仮想通貨おすすめ銘柄を紹介
メタバース投資の種類を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
⑥余剰資金で始める
余剰資金で始めるのもリスクを減らす方法の1つです。
余剰資金=余裕のある資金で始めることで、短期的に大きく値下がりしても焦らずにすみます。
投資に慣れていて適正なリスクの取り方を分かっているという方は別ですが、投資に慣れていない方は余剰資金で少額からメタバース投資を始めましょう。
まとめ:メタバース不動産投資のリスクを理解しよう
今回は次の内容をお伝えしました。
- メタバース不動産投資(土地購入)をやる際の注意点
- メタバース不動産投資(土地購入)のリスクを減らす方法
将来的な市場規模に対するポジティブな予想も多く、メタバースは今後の成長が期待できる分野です。
メタバースに期待が集まる中、メタバース不動産投資も人気となっています。
- メタバースの土地が数億円で売買された事例もあり、2021年の土地取引額は600億円近くありました。
- 2022年には2倍近くなると予測されています。
[参考]Metaverse real estate sales top $500 million, and are projected to double this year
メタバース不動産投資に興味がある方は、この記事で解説した内容を踏まえつつ挑戦してみてください。
>>「メタバース不動産投資(土地購入)をやる際の注意点」をあらためて確認する
メタバース不動産投資(土地購入)のやり方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>メタバースの土地を購入する方法・買い方を解説【価格も紹介】[初心者向け]
なお、メタバース不動産投資をするためには、仮想通貨取引所で口座開設し、イーサリアムなどの仮想通貨(暗号資産)を購入する必要があります。
『コインチェック』や『ビットフライヤー』で口座開設をして、仮想通貨を購入しておきましょう。
手数料をおさえてイーサリアムを購入できる『ビットフライヤー』がおすすめです。
メタバースの人気が続くかを予想するために、自分でメタバースを体験してみるのも選択肢の1つです。
メタバースを始めて見たい方は、以下の記事をご覧ください。