仮想通貨を買う際に注意が必要なスプレッドについて知りたいな……詳しく教えてほしい!
今回は、こんなお悩みにお答えしていきます。
仮想通貨(暗号資産)をこれから購入しようと考えている方で、スプレッドという言葉を知らない方は、この記事を読んで理解しておきましょう。
この記事を読むことで、スプレッドを理解した上で、コストを抑えて仮想通貨(暗号資産)を購入する方法を知ることができます。
仮想通貨(暗号資産)を購入するためには仮想通貨取引所の口座が必要です。
口座を持っていない方は、『コインチェック』や『ビットフライヤー』で口座を作っておきましょう。
口座開設は無料で簡単にできます。
手数料を抑えてイーサリアムを買える『ビットフライヤー』がおすすめです。
仮想通貨の購入にかかるスプレッドとは?
スプレッドとは、同じタイミングでの購入価格と売却価格の差のことです。
理解を深めるために、同じ時間での購入価格と売却価格を比較してみましょう。
上の画像を見てください。これは、2022/03/25の12:13のビットコインの購入価格です。
※コインチェックのアプリで販売所の購入額を確認しています。
1ビットコインの価格は、¥5,510,249となっています。
さて、もう1つ画像を見てみましょう。
上の画像は、同じ2022/03/25の12:13でのビットコインの売却価格です。
※コインチェックのアプリで販売所の購入額を確認しています。
1ビットコインの価格は、¥5,187,000となっています。
- 同じ時間の購入価格と売却価格は全然違います。
- その差は¥323,249です。これがスプレッドです。
スプレッドには以下の特徴があります。
順番に解説していきます。
①スプレッドは見えない手数料と呼ばれる
スプレッドは見えない手数料と呼ばれます。
なぜなら「販売所」で仮想通貨を買う際に、手数料として表示されないからです。
- 手数料無料だと思って「販売所」で売買を繰り返すと、スプレッドによる損失がどんどん膨らみます。
- 「販売所」での購入にはスプレッドが存在していることを知っておきましょう。
スプレッドの注意すべきところは、販売所での取引時に手数料という形で表示されないことです。
同じタイミングで買って売っただけで数十万円の損失がでるので、繰り返してしまうと恐ろしい結果になります……
②スプレッドは日時によって変動する
スプレッドは日時によって変動するのも特徴の1つです。
- 先ほどの例ではスプレッド=購入価格と売却価格の差=¥323,249でしたが、日時によって変動します。
- 例えば、3/25の12:13と3/25の13:13では、スプレッドは異なります。
- 3/25の12:13と3/26の12:13を比べても、スプレッドは異なります。
日時によってスプレッドは変動するので、1度確認して価格の差が大きかったから(小さかったから)、次の売買時も同じだと決めつけないように注意しましょう。
③スプレッドは仮想通貨取引所や通貨の種類によって異なる
スプレッドは日時によって変動するだけでなく、仮想通貨取引所や通貨の種類によっても変動します。
仮想通貨取引所ごとのスプレッドが全て同じだと思ったり、仮想通貨(暗号資産)の種類に関わらずスプレッドは一定だと考えないように注意してください。
スプレッドを抑えて仮想通貨(暗号資産)を購入する方法
それでは、スプレッドを抑えて仮想通貨(暗号資産)を購入する方法を順番に見ていきましょう。
方法①:販売所ではなく取引所を利用する
1つ目の方法は、「販売所」ではなく「取引所」を利用することです。
ユーザー同士の売りたい価格・買いたい価格がマッチすれば取引が成立する取引所では、見えない手数料であるスプレッドは存在しません。
「販売所と取引所ってそもそも何?」という方は以下の記事をご覧ください。
下の画像は、『コインチェック』の「取引所」の板情報です。「販売所」の取引額と比較してみましょう。
上の画像は、2022/03/25の12:16の「取引所」の板情報です。
2022/03/25の12:13の「販売所」での購入額・売却額と比較するとかなり差があります。
販売所 | 取引所 | 差額 | |
1ビットコインの購入額 | ¥5,510,249 | ¥5,347,443 | ¥162,806 |
1ビットコインの売却額 | ¥5,187,000 | ¥5,345,951 | ¥158,951 |
1ビットコインも買わないという場合でも、取引の回数が増えれば、スプレッドによる損失は積み重なっていきます。
スプレッドを抑えたい方は、「取引所」を積極的に利用していきましょう。
「取引所」を利用して仮想通貨(暗号資産)を買う方法を解説している記事もあるので、参考にしてください。
↓コインチェックの取引所を利用した買い方はこちら
>>コインチェックのアプリに取引所はない?取引所での買い方を解説
↓ビットフライヤーの取引所を利用した買い方はこちら
>>【初心者向け】イーサリアムをビットフライヤーの取引所で買う方法を解説
↓GMOコインの取引所を利用した買い方はこちら
方法②:複数の仮想通貨取引所に登録し、スプレッドを比較する
「販売所」を利用する場合にスプレッドを抑える方法が、購入する際にスプレッドを比較することです。
仮想通貨取引所によってスプレッドは異なるので、複数の仮想通貨取引所で口座開設しておくと、取引の際にスプレッドが狭い場所を選ぶことができます。
また通貨によってもスプレッドは変わってくるので、購入を検討している通貨のスプレッドを比較して、仮想通貨取引所ごとの傾向を掴んでおくのも有効です。
日時によってもスプレッドは変動するので、時間帯ごとの傾向を掴んでおくのもいいでしょう。
口座開設の方法を解説している記事もあるので、参考にしてください。
↓コインチェックで口座をつくる方法はこちら
>>【簡単!】コインチェックで口座開設する3つの手順【初心者向け】
↓ビットフライヤーで口座をつくる方法はこちら
>>【完全無料】bitFlyer(ビットフライヤー)で口座開設する手順【初心者向け】
↓GMOコインで口座をつくる方法はこちら
方法③:中〜長期の取引を行う
「販売所」を利用する際のスプレッドを抑えるために、中〜長期の取引を行うのも選択肢の1つです。
- 販売所で取引を行うたびにスプレッドによるコストが発生しています。
- そのため、取引の回数を減らせばコストを減らすことができます。
「販売所」を利用する場合は、短期で売買を繰り返さないようにしましょう。
将来的な市場規模が100兆円を超えるとも予想されているメタバース関連の仮想通貨を、長期保有しておくのも1つの方法です。
例えば、人気メタバース『The Sandbox(サンドボックス)』で使用される仮想通貨「SAND」は、『コインチェック』で500円から購入できます。
方法④:取引量の少ない通貨は避ける
取引量の少ない通貨を避けるのも、スプレッドを抑えるのに役立つ方法です。
- 取引量の少ない通貨は、価格の変動が大きくなりがちですし、流動性が低いのでスプレッドが広がりやすい傾向があります。
初心者の方は、まずはビットコインなどメジャーなコインから取引をスタートしていくと思うので、あまり関係ないかもしれません。
- 取引にある程度慣れてくると、取引所で売買できないマイナーな通貨に手を出してみようと考えることもあるはずです
- その際は、取引量の少ない通貨はスプレッドのコストも高くなりがちということを念頭に置きながら取引をしていきましょう。
取引量の多いor少ないは、仮想通貨取引所によっても異なります。
方法⑤:取引量の多い取引所を利用する
取引量の多い仮想通貨取引所を利用することもスプレッドを抑えるのに役立ちます。
- 取引量の多い取引所はスプレッドが狭い(価格差が小さい)傾向にあります。
- 例えば相場の急落時など、売り注文が殺到しているのに買い注文が少ないといった場合には、スプレッドが広がってしまいます。
- 取引量が多く売り注文を捌けるだけの買い注文があれば、スプレッドの広がりは抑えられます。
初心者こそ、取引量の多い大手の取引所である『コインチェック』や『ビットフライヤー』を使うのがおすすめです。
まとめ:スプレッドを抑えて賢く仮想通貨を購入しよう
この記事では、以下の内容をお伝えしました。
スプレッドを抑えて取引したいという方がまず考えるべきは、「取引所」を利用することです。
まだ口座を持っていない方は取引所の手数料が無料の『コインチェック』がおすすめです。
ただし、『コインチェック』の取引所ではイーサリアムを購入できないなどのデメリットもあります。
手数料を抑えてイーサリアムを買える『ビットフライヤー』の口座も開設しておくと便利です。
複数の取引所で口座開設しておくことで、様々なメリットがあります。
口座開設は無料で簡単にできるので、2つ以上口座を持っておくのがおすすめです。
仮想通貨(暗号資産)の取引をする上で、スプレッドのことを知らずに損してしまうのは悲しいことです。
この記事で解説した内容を頭に入れておいてください。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。